ワイヤレスイヤホンの使い方で迷うのは、ほぼ最初の1回に集中する。初回のペアリングはイヤホン側ではなくスマホの設定画面で終わり、アップルの公開手順でも「設定」でBluetoothをオンにし、「自分のデバイス」に出た機器名をタップする、という並びだ。2回目からは手順そのものが消える。EARSOLEのCloud Whiteの商品ページは、一度つないだあとはケースを開けてしばらくすると自動でつながり、iPhoneでもAndroidでも専用アプリは要らないと書いている。
最初の1回はスマホ側、2回目からはケースのふた
ワイヤレスイヤホンの繋げ方が分かりにくいのは、「登録する操作」と「毎日つなぐ操作」がまったく別物なのに、どちらも同じ言葉で説明されることが多いからだ。登録は一度きりで、スマホの設定画面の中で完結する。毎日のほうは、機種によっては操作が一つも要らない。この2段構えを先に分けておくと、あとの手順が短く感じる。
- ケースごと充電しておく。両方のイヤホンをケースに入れ、ケース側の端子から充電する。Cloud Whiteの商品ページは充電端子をUSB-Cと記載している。
- スマホのBluetoothをオンにする。iPhoneは「設定」から「Bluetooth」を開く。Androidは画面を上から下にスワイプしてBluetoothアイコンを長押しし、「新しいデバイスとペア設定」に進む、とGoogleの案内は書いている。
- イヤホンをケースに入れたまま、ふたを開ける。ここでスマホ側の一覧に名前が出てくるかを見る。出てこないときは付属の説明書を確認するよう、アップルの案内も添えている。
- スマホ側の一覧に出てきた機器名をタップする。アップルの手順では「自分のデバイス」の下に並ぶ。パスコードを求められた場合は0000か1234を試すよう、Googleの案内が触れている。
- 「接続済み」に変わったら音を出して確かめる。ここまで来れば登録は終わりで、次からはふたを開けるだけでいい。
iPhoneのイヤホン設定でつまずきやすいのは、一覧に出てきた名前をタップし忘れる場面だ。Bluetoothをオンにしただけでは登録は進まないし、逆に一度登録すれば設定画面を開く必要はもうない。年配の家族に渡すときは、この4手目までを一緒にやってしまうのが早い。

ワイヤレスイヤホンの接続方法として説明されるのは、ほとんどがこの2段目までだ。Cloud WhiteはBluetooth 5.4と高速ペアリングの記載があり、もう一方のNoise Cancelling True Wireless Earbudsの商品ページも同じくBluetooth 5.4で、自動ペアリングと複数機器への対応、通信距離は最大15メートルと書いている。数字の大きさより、初回の登録が終わっているかどうかのほうが日々の体感に効く。
耳に入れる向きは、軽くひねって止める
カナル型は、まっすぐ押し込むだけだと浅い位置で止まりやすい。Cloud Whiteの商品ページのFAQは、イヤホンを入れてから軽くひねって固定するよう書いている。同じFAQは、長く着けて耳が痛くなる場合に深く押し込んで直そうとするより、聴く時間を短く区切るほうが効く、とも書いている。密閉する形は耳が慣れるまでに時間が要る、という前提で書かれた説明だ。
交換用のイヤーピースについては、両機種とも商品ページにS・M・Lといったサイズ表記がない。Noise Cancelling側は「やわらかいシリコンのイヤーキャップ」という記述にとどまる。付属するサイズの数も書かれていないので、耳の穴が小さめで既製サイズが合いにくい自覚がある人は、そこが空欄のまま買うことになる点だけ先に知っておくといい。
タッチ操作は、割り当てが書いてあるかどうかで変わる

タッチ操作の説明は、商品ページによって粒度がかなり違う。Cloud Whiteの仕様表は「タッチ操作」とだけ書き、何回叩くと何が起きるかは書いていない。Noise Cancelling側は、イヤホンを軽くタップすることで曲送り、再生と一時停止、通話の応答と終了、音声アシスタントの起動ができる、と操作の中身まで並べている。ただしこちらもタップの回数までは書いていない。
つまり買う前に確かめられるのは「どの操作ができるか」までで、「何回叩くか」は同梱の説明書を見るまで分からない。音量の上げ下げについては、どちらの商品ページにも記載がない。初日に一度だけ、静かな場所で1回・2回・長押しを順に試して手が覚えてしまうのが、結局いちばん早い。
| 使い始めに見る欄 | Cloud Whiteの記載 | Noise Cancellingの記載 |
|---|---|---|
| Bluetoothのバージョン | 5.4(高速ペアリング) | 5.4 |
| 初回以降の接続 | ケースを開けて少しすると自動で接続、アプリ不要 | 自動ペアリング、複数機器に対応 |
| タッチ操作の中身 | 「タッチ操作」とのみ記載 | 曲送り、再生・一時停止、通話の応答・終了、音声アシスタント |
| コーデック | 記載なし | AACとSBC |
| 騒音処理 | ENC(CVC音声処理) | ENC(通話時) |
| 防水等級 | IPX5 | 「IP7」とのみ表記 |
| 低遅延モード | ゲーム・動画向けに記載あり | 低遅延に触れる記述あり、モード名の記載なし |
| マルチポイント/mAh | どちらも記載なし | どちらも記載なし |
充電ケースのランプと数字が示していること

ケース側の表示は、機種によって情報量が違う。Cloud Whiteは黒い帯の中央に青いステータスランプが1つあるだけで、色や点滅が何を意味するかは商品ページに書かれていない。Noise Cancelling側はケース前面にLEDの表示があり、ケース自体の残量と、左右のイヤホンの残量が読める、と説明されている。数字で残量が出るタイプは、そもそもランプの点滅パターンを覚える必要がない。
再生時間の書き方にも読み方がある。Noise Cancelling True Wireless Earbudsの商品ページは、1回の充電で6〜8時間、ケースを合わせて最大30時間、そして見出しでは36時間と書いている。数字が3つ並ぶのは、単体の連続再生とケース込みの合計を別々に数えているためだ。買う前に比べるなら、見出しの大きい数字ではなく単体の時間のほうを揃えて見るほうが実感に近い。いずれも掲載値であって、当店の実測ではない。電池容量のmAh表記は、2機種とも商品ページにない。
日本から買うときに、先に確かめておく2点
価格の位置から。執筆時点でCloud Whiteは25.99ドル、Noise Cancelling True Wireless Earbudsは27.99ドルで、1ドル155円で換算するとおよそ4,000円と4,300円になる。100円ショップの1,100円台と、国内の売り場で選択肢が一気に増える1万円前後の間、いわゆる3,000〜5,000円のコスパ帯にそのまま入る価格だ。海外から発送されるため、実際の支払額は決済時のレートと送料で動く。課税価格が1万円以下なら免税として扱われる目安の内側だが、最終的な扱いは通関時に決まる。ドル表示のままの価格は取り扱い一覧で確認できる。
もう1点は技適マークで、こちらは正直に書いておく必要がある。国内で無線機器を使うときに関わる表示だが、2機種とも商品ページに技適マークについての記載がなく、当店として取得状況を確認できていない。気になる場合は購入前に問い合わせてほしい。同じ条件で他の形も並べたいときは普段使いワイヤレスイヤホンから、掲載仕様の欄ごとの違いを先に読みたいときは記事一覧から辿れる。
初めて使うときによく詰まる3点
「ペアリング」と「接続」は別のことですか
別のことだ。ペアリングは、スマホにそのイヤホンを初めて覚えさせる登録の操作を指す。ワイヤレスイヤホンの接続は、登録済みの相手ともう一度つなぎ直す毎日の動作を指す。日本語では両方を「繋げる」と呼んでしまうので混ざりやすいが、設定画面を開く必要があるのは前者だけで、後者はCloud Whiteの商品ページの説明どおりならケースのふたを開けるだけで済む。
専用アプリを入れないと使えませんか
Cloud Whiteについては要らない。商品ページのFAQは、iPhoneでもAndroidでもペアリングに専用アプリは不要で、最初の接続はスマホのBluetooth画面で行う、と明記している。逆に言えば、アプリでイコライザーやタップの割り当てを変える機能についても記載がない。アプリで細かく設定を作り込みたい場合は、そこが空欄であることを前提に選ぶことになる。
汗や雨で使っても大丈夫ですか
Cloud WhiteはIPX5で、商品ページのFAQは汗や軽い水しぶきまでが範囲で、シャワーや水泳、水没は範囲外だと書いている。湯気と石けんは真水より密閉部分に厳しい、ともある。使ったあとは乾かしてからケースに戻す。Noise Cancelling側の表記は「IP7」で、等級の桁が欠けているため、どこまでを指すのか商品ページからは読み取れない。
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