首掛けイヤホンが向くのは、一日に何度も着け外しする人です。外したイヤホンが首に残るので、ケースを開け閉めする手間も、置き場所を探す間も発生しません。完全ワイヤレスとの差はここに出ます。
外したあと、どこに置くか
完全ワイヤレスは外したらケースに戻すのが前提です。戻さずポケットに入れれば紛失しますし、机に置けば転がる。一日に一度か二度しか外さないなら、この手順は苦になりません。
回数が増えると話が変わります。声をかけられて外す、レジで外す、電話が来て片方だけ外す——こういう場面が一日に十回あると、ケースの開け閉めも十回です。首掛け型は外した瞬間に首にぶら下がるので、この回数がそのままゼロになります。
逆に言えば、朝つけて夜まで外さない使い方なら、この利点は働きません。その場合は完全ワイヤレスのほうが身軽です。ワイヤレスイヤホンの種類と選び方に形態ごとの整理があります。
一体型であることの副産物
左右がバンドでつながっている構造からは、設計上の余裕が二つ生まれます。
ひとつは電池。バンド部分に電池を置けるので、耳に入る部分の大きさに制約されません。EARSOLE Bluetooth ネックバンド型の商品ページには、1,000mAhのリチウムポリマー電池、Type-Cで3時間の満充電、10分の充電で10時間の再生、音量80%で待機200時間と記載があります。執筆時点で$24.99。
もうひとつは左右が分かれないこと。完全ワイヤレスは片方だけ失くすことがありますが、首掛け型は構造上それが起きません。片側をなくしたときの対処は片方をなくしたときの探し方と買い直しにまとめてありますが、この形ではそもそも発生しない問題です。
三モデルの違いは、電池ではなく使い方に出る
下の表は商品ページの記載だけを並べたものです。当店で測定した数値ではありません。
| モデル | 商品ページ記載の電池・接続 | そのモデルの特徴 | 価格(執筆時点) |
|---|---|---|---|
| EARSOLE ネックバンド型 | 1,000mAh/Type-Cで3時間満充電/10分充電で10時間再生/待機200時間(音量80%)/Bluetooth 5.1 | 片側5グラム未満。バランスド・アーマチュア型ドライバーの記載 | $24.99 |
| EARSOLE Series 173 | 電池仕様は上と同じ記載/Bluetooth 5.3 | マグネット式のU字デザイン、ティールカラー | $28.39 |
| EARSOLE Series 175 | 連続使用24時間の記載/Bluetooth 5.0 | バンドが折りたためる。キャリングケース付属、防汗、着信時のバイブ通知 | $29.89 |
上二つは電池まわりの記載が同一で、違いはBluetoothのバージョンと外観です。Series 175だけは記載の系統が別で、折りたたみと持ち運びに寄っています。ワイヤレスイヤホン ネックバンドで比べるとき、電池の数字だけ見ると上二つは区別がつきません。ほかの形も含めて日常用ワイヤレスイヤホンのコレクションに並べてあります。
首まわりに物がある状態に慣れるか
この形の代償は首です。バンドが常に首の後ろにあるので、襟のある服では擦れますし、後ろを向いたときに引っかかる感覚が出ることもあります。横になると後頭部とバンドが当たるため、寝ながら使う用途には向きません。
汗をかく場面も分かれます。Series 175には防汗の記載がありますが、他の二つにはその記載がないため、運動で使う前提なら記載のあるものを選ぶほうが確実です。ワイヤレスイヤホン 首掛けをスポーツ用途で探している場合は、この一点を先に見てください。
一組目にするか、二組目にするか
この形は、一組目として全部をまかなう買い方と、二組目として役割を分ける買い方で評価が変わります。全部をまかなうなら首の存在感と寝ながら使えない点が毎日効いてきます。一方、完全ワイヤレスを持っていて、着け外しの多い日だけ持ち出す二組目にするなら、首の存在感はその日だけの話になり、利点のほうだけが残ります。二組目として一番安く始められるのは執筆時点で$24.99のネックバンド型で、役割を分ける買い方とは相性がいい。
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