ワイヤレスイヤホンを並べている店ですが、有線のイヤホンも置いています。有線とワイヤレスイヤホンを同じ棚に置いて見えるのは、どちらが優れているかではありません。使えなくなる日の形が違う、ということです。ワイヤレスは電池が切れます。有線は切れない代わりに、挿す穴が要ります。
電池が切れる日と、穴が無い日
ワイヤレスの使えない日は、こちらの段取りで決まります。ケースに戻し忘れた、充電を忘れた、出先で残量が尽きた——どれも自分の行動の結果なので、習慣がつけば減っていきます。減らせる代わりに、ゼロにはなりません。
有線の使えない日は、こちらの段取りでは決まりません。手元の機器にその穴があるかどうかで決まり、機器を買い替えたその日に突然やってきます。充電を何回忘れようと有線は鳴りますが、穴が無くなった日には、こちらが何をしていても鳴りません。
だから比べるのは音ではなく、どちらの「使えない日」なら自分は許せるかです。忘れっぽい自覚があるなら有線側、機器をよく替えるならワイヤレス側に寄ります。
当店の二つを並べるとこうなる
| モデル | つなぎ方 | 商品ページに書かれていること | 価格(執筆時点) |
|---|---|---|---|
| White 3.5 mm Wired Earbuds | まっすぐな3.5 mmプラグ | やわらかいイヤーピース、まっすぐなプラグ、「対応するヘッドホン出力のある機器に合う」 | $9.99 |
| EARSOLE Cloud White | Bluetooth 5.4(仕様欄に「Bluetooth version 5.4 with fast pairing」) | (抜粋)ENCとCVCによる通話時のノイズ低減、IPX5(汗と軽い水しぶき)、タッチ操作、ケースはUSB-C充電 | $25.99 |
ワイヤレス側には充電と防水の欄があり、有線側にはそれがありません。当たり前に見えますが、これは優劣ではなく管理する対象が違うということです。片方は電池を管理し、もう片方は穴を確認します。
有線側のページには、これだけしか書いていない
先ほどの表の左側は、商品説明の要約ではありません。そのページに書かれている全文です。ドライバーの口径も、ケーブルの長さも、マイクが付いているかどうかも書かれていません。
買う前に知りたいことが書かれていないなら、そこは買ったあとに確かめる欄になります。有線を選ぶときに先に決めておくべきなのは、書かれていない項目のうち、自分にとって外せないものがあるかです。通話に使うつもりならマイクの有無は外せませんし、それがこのページからは分かりません。
有線を選ぶことは、いまの機器ではなく次の機器に賭けること
穴の有無は今日の話に見えますが、決めているのは次に買う機器です。いま手元に3.5 mmの穴があっても、次に買う機器にそれがあるとは限りません。有線を選ぶとき、賭けているのは手元の機器ではなく、次にあなたが買う機器の端子です。ワイヤレス側の商品ページは、最初の接続はスマートフォンのBluetoothメニューで行い、iPhoneでもAndroidでも専用のアプリは要らないと書いています。賭けているものの種類が違う、ということです。
穴そのものの事情——どの端子に何が挿さるか、USB-Cしか無いときどうなるか——はUSB-Cのイヤホンと変換アダプタと端子の互換にまとめてあります。本記事が足すのは、その事情をいつの時点で見るかという一点です。
買い替えが近いなら、有線側はまだ決めない
ここまでを一つの条件に落とすと、こうなります。半年以内に機器を買い替えるつもりがあるなら、有線側はその買い替えが済むまで決めないほうが確実です。前提そのものが数ヶ月で入れ替わるからで、これは迷いではなく順番の問題です。買い替えの予定がないなら、その前提は当面動きません。日常用ワイヤレスイヤホンのコレクションには、前提が動いても影響を受けない側が並んでいます。
MX-21 ブラック×ゴールド ワイヤレスヘッドホン
Q2 Pro パープル クリスタル イヤモニ
Purple Sleep Headband Headphones with Triangle Controls
Cream Reflective-Stem Wireless Earbuds
IN-01 ホワイト ANCイヤホン(ケース内側ペールブルー)
シルバー カプセル型 オープンイヤーイヤホン
MN ローズメタリック 着脱式ケーブル イヤモニ
ブラック ANCイヤホン 4インジケーターケース