$45以上のご注文で全世界送料無料

ガイド · 骨伝導イヤホン

骨伝導イヤホンを買う前に確かめる9項目

· 執筆: Rowan Ellis

白背景に置かれた黒いネックバンド型のオープンイヤー機。耳に掛けるフック、耳の前に当たる楕円のユニット、左側アームの物理ボタンと青いLEDが見え、左下にUSB-AからUSB-Cのケーブルとオレンジ色のフォーム耳栓が並ぶ

骨伝導イヤホンが自分に合うかは、聞きたい音より先に、消したい音があるかどうかで決まる。外の音を残したまま聞きたいなら向くし、電車で音楽に集中したいなら向かない。EARSOLEのオープンイヤー機の商品ページも、遮音ではなく連続再生12時間・IP54・USB-C充電を前面に置いている。数字として書かれているのは、その三つだけだ。

外の音が残ることが、利点になる場面か邪魔になる場面か

この形は、耳の穴に何も入れない。耳の前あたりに当てたユニットの振動を骨経由で内耳に届けるので、耳の入口は空いたままになる。だから遮音はそもそも起きない。走っているときの車の音、家のインターホン、後ろから来る自転車のベル。それらが同じ音量で残る。

残ることが効くのは、音を聞きながら別のことをしている時間だ。屋外のランニングやウォーキング、ジムのマシン、在宅ワークの合間、台所や子どもの近く。逆に、周りがうるさい場所では二重に不利になる。走行音に負けて音量を上げることになり、上げれば漏れる側も不利になるからだ。商品ページは漏音を抑える設計だと述べているが、これはメーカー側の説明で、等級や測定値が添えられているわけではない。

音の傾向も、期待の置きどころが変わる。この商品ページが挙げているのはボーカルと高域の明瞭さで、低音の量には触れていない。ポッドキャストやラジオ、通話が中心なら不足を感じにくく、音楽で低音の量を求めるなら耳をふさぐ形を見たほうが早い。

骨伝導イヤホンの掲載仕様は、9項目に並べると読みやすい

この形を検討していると、商品ページごとに書いてある項目がばらばらで比べにくい。そこで、購入判断に効く順に9項目を並べ、右端にこの機種の記載状況を入れた。三列目は掲載内容から拾って並べたもので、当店の計測ではない。同じ9項目を、他店の商品ページに当てて読んでいくこともできる。

確認項目 判断にどう効くか この商品ページの記載
防水等級 汗と雨のどこまでを想定しているか。IPの2桁は前が粉じん、後ろが水で、比べるときは後ろの1桁だけ見れば足りる IP54。後ろの4は、あらゆる方向からの飛まつを想定した段階にあたる
連続再生時間 充電の間隔。通話込みの数字か、音楽だけの数字かで意味が変わる 1回の充電で最大12時間。音楽再生とハンズフリー通話を含む条件
充電端子 持ち歩くケーブルを1本に減らせるか USB-C。急速充電の記載はあるが、満充電までの時間の記載はない
Bluetoothのバージョン 5.3や5.4なら、接続の安定と省電力の目安になる 記載なし
対応コーデック iPhone中心ならAACの対応、AndroidならSBC以上やLDACの有無 記載なし
ENCとANC ENCは相手に届く自分の声の処理、ANCは自分に届く騒音の打ち消し。名前が似ているだけで別物 どちらも記載なし
本体重量とmAh 長時間かけたときの負担と、再生時間の裏づけ 記載なし。説明文は軽量なラップアラウンド構造とだけ述べている
マルチポイントと低遅延モード パソコンとスマホの2台待受、動画で口の動きとずれるかどうか 記載なし
技適マーク 国内で無線機器を使うときに関わる表示 記載なし

空欄が多い列を見て、まず効いてくるのはコーデックの行だ。国内ではiPhoneを使っている人が多く、その場合いちばん確かめたいのがAACの対応可否なのに、そこが埋まっていない。記載がないことは、その機能がないという意味ではない。ただ、掲載内容だけでは確かめられない、という意味にはなる。条件にしている項目が空欄なら、買う前に問い合わせて埋めるのが早い。

技適マークも同じ扱いになる。国内で使う無線機器には電波法に基づく技術基準適合証明等の表示が関わり、総務省は技適マークの表示の方法を公開している。同じポータルには、証明等を受けた機器を検索するページもある。この機種の掲載写真では右側アームに型番らしき文字と小さなマーク類が印字されているのが見えるものの、2000ピクセルの画像を拡大しても個々のマークまでは読み取れず、そこに技適マークが含まれるかどうかは判断できなかった。海外から届く機器では、購入前に確認しておきたい項目に入る。

円に置き直すと、どの帯の買い物になるか

国内でイヤホンを探すと、100円ショップの1,100円前後から、3,000〜5,000円のコスパ帯、10,000円前後の中級機、30,000円を超える上位機まで並ぶ。骨伝導に絞ると分布が変わり、専業ブランドの主力が12,000〜25,000円あたりに集まるぶん、下の帯が薄い。EARSOLEのこのオープンイヤー機は執筆時点で$39.99。1ドル155円で換算すると約6,200円で、コスパ帯の上、専業ブランドの主力帯の半分以下という位置になる。表示はUSDなので、円での支払額は決済時のレートで動く。

個人輸入で気になる線も、この価格なら一つ下だ。税関は、課税価格の合計額が1万円以下の物品について関税と消費税が免税されると公表している。ただし酒税やたばこ税といった消費税以外の内国消費税は対象外で、革製品や編物製衣類など特に定められた物品も免税にならない。判断は1申告あたりの課税価格の合計で行われるので、同時に他の物を買えば合計が動く点は頭に入れておきたい。海外からの発送になるぶん、届くまでの日数も国内通販と同じにはならない。

比べる時期も価格に効く。3〜4月の新生活の時期、7月と11月の大型セールの時期は国内機の値段が動くので、同じ帯の機種を横に並べやすい。急ぎでなければ、その時期に上の9項目を当てて読み比べると差が出やすい。

自転車で使えるかは、機種ではなく聞こえていたかで決まる

ヘルメットとサングラスを着けた女性がロードバイクに乗り、耳をふさがない黒いヘッドホンを装着している。上部に「Open Ear Design Safety and Connection」「Non in ear design, providing ear protection while maintaining perception of the surroundings」という英語の見出しが重ねられている
商品ページ掲載の販促画像。自転車の場面で耳に入れない構造だと英語で説明したメーカー側のグラフィックで、当店が走行して撮ったものではない。

「骨伝導なら自転車でも大丈夫」という説明はよく見かけるが、そこまで単純ではない。道路交通法第71条第6号を受けて、各都道府県の公安委員会規則が、イヤホンなどを使って安全な運転に必要な音や声が聞こえない状態で運転することを禁じている。禁じているのは使用そのものではなく、聞こえない状態のほうだ。

警察庁が2023年7月25日付で出したイヤホン又はヘッドホンを使用した自転車利用者に対する交通指導取締り上の留意事項等についてという通達は、この点をはっきり書いている。オープンイヤー型や骨伝導型は装着時に耳を完全には塞がず、その性能や音量等によっては使用中にも周囲の音や声を聞くことが可能で、必ずしも安全な運転に支障を及ぼすとは限らない、という認識が示されている。そのうえで、使用という外形的事実のみに着目して画一的に違反の成否を判断するのではなく、声掛けをしたときの反応を確かめたり、現物の提示を求めて形状や音量から判断したりするよう指示している。

つまり、形式が骨伝導であることは免罪符ではなく、そのとき周囲の音が聞こえていたかどうかが分かれ目になる。規則の文言は都道府県ごとに違うので、住んでいる自治体の規則も一度読んでおくと確実だ。

音量の目安は、聴力側からも引ける。世界保健機関は、80dBなら週40時間まで安全に聞けるが、90dBになると安全な時間は週4時間まで縮むとし、機器の音量を最大の60%以下に保つことを挙げている。耳が開いているぶん、外がうるさいと音量を上げがちになる。外の音を残すために選んだ形で、外の音に負けて上げてしまうと、選んだ理由のほうが消える。

痛み、かゆみ、耳鳴り、聞こえ方の変化が出た場合は、使用をやめて専門家の診察を受けてください。

メガネ・帽子・ヘルメットと、同じ場所を通る

上部に「Ultra Lightweight」「Enhanced Comfort & Stability」と英語で書かれた販促画像。屋外でストレッチをする女性の写真の下に、耳に沿わせた状態、マネキンの首まわりに掛けた側面、シリコンフレームの形を示す3点の小さな図が並び、それぞれに英語のラベルが付いている
商品ページ掲載の販促画像。下段の3点は装着位置とフレーム形状を示すメーカー側の作図で、英語のラベルも画像に入っているもの。当店が装着して撮った写真ではない。

ワイヤレス骨伝導イヤホンは、バンドが後頭部に回る形が主流で、この機種も掲載写真を見るとその形だ。フックは耳のふちに掛かり、ユニットは耳の前に当たる。つまり、メガネのつるとほぼ同じ通り道を使う。併用する人は、フックをつるの上に乗せるか下に通すかを最初に決めておくと収まりやすい。耳掛けのマスクを足すと三本が同じ場所で重なるので、順番を決めておく価値はさらに上がる。

帽子やヘルメットとの相性は、後ろ側で決まる。後頭部に回ったバンドと、ヘルメットの後頭部のダイヤル調整、あるいはキャップの後ろのアジャスターがぶつかりやすい。掲載写真の一枚にはキャップをかぶったままバンドを後ろに回した状態が写っているが、これも英語の見出しが入ったメーカー側の販促画像で、頭の形やヘルメットの形状との実際の相性は当てはめてみないと分からない。フレームについて商品ページが述べているのは、肌当たりのよいシリコンを使った軽量なラップアラウンド構造であることまでで、重量の数字は出ていない。

この形で迷いやすいところ

音漏れは実際どれくらいか

商品ページは漏音を抑える設計だと述べているが、等級も測定値も添えられていないため、掲載内容からは程度を判断できない。仕組みのうえでは、耳をふさぐ形より周囲に届きやすい方向にある。静かな室内で音量を上げれば、近くの人に聞こえる可能性は残る。通勤電車がこの形に向かない理由も、遮音がないことと漏れやすさが同時に効いてくるからだ。

iPhoneでそのまま使えるか

Bluetooth接続なので、iPhoneでもAndroidでも設定画面からペアリングする形になる。ただし対応コーデックの記載が商品ページにないため、AACで接続されるのかSBCなのかは掲載内容からは判断できない。動画で口の動きとのずれが気になるタイプなら、低遅延モードについても記載がない点を合わせて見ておきたい。

汗や雨はどこまで平気か

掲載仕様のIP54は、汗、水はね、小雨を想定した等級だ。ランニングやジム、通勤程度の雨なら想定の内側にあたる。一方で、シャワーを浴びながら使う、流水で洗う、プールで泳ぐといった使い方は想定の外になる。水に強い機種と比べるときは、IPX7やIPX8のように後ろの桁が大きいかどうかを見れば、そこだけで比較できる。

12時間はどんな条件の12時間か

商品ページの記載は、1回の充電で最大12時間、音楽再生とハンズフリー通話を含む条件だ。バッテリー容量のmAhも、満充電までの所要時間も書かれていない。通話の多い日と音楽だけの日で同じにはならないし、充電ケースを併用する形ではなく、本体を直接USB-Cでつないで充電する形になる。

骨伝導イヤホンのおすすめを一覧で眺める前に、条件は三行に落とせる。外の音を残したいのか、消したいのか。汗と小雨までで足りるのか、水洗いまで必要か。コーデックや2台待受を条件にしているのか、していないのか。最初の二つが「残す」「足りる」なら、この形は候補に入る。三つ目に当てはまるなら、記載が埋まるまで保留にしておくほうがいい。掲載内容はEARSOLE Bone Conduction Open-Ear Sport Headphonesの商品ページで確認できる。耳をふさぐ形と条件をそろえて比べたいときは、普段使いワイヤレスイヤホンの各ページに上の9項目を当てていくと、空欄の位置の違いが見えてくる。取扱一覧はショップ、ほかの記事はブログ一覧から。

★ EARSOLE公式ラインナップ

このガイドのイヤホンを見る

実物写真、実際の素材、追跡付きで世界中へお届け。

✓30日間満足保証
✓$45以上のご注文で全世界送料無料
✓モデルごとの仕様

他のモデルもお探しですか?

EARSOLEの全ラインナップをご覧ください — 睡眠用、ゲーミング、スマート、オープンイヤー、普段使いのワイヤレスイヤホン。

イヤホンをすべて見る →
ラインナップを見る その他のガイド
WhatsAppサポート